日本人アーティスト、鈴木ヒラクのドローイング作品は、イメージと言語の間を流動的に行き来する、このメディアの能力に焦点を当てています。私は大学時代に哲学者(言語を中心に)、そして詩人として活動していた頃から、視覚とテキストの関係に興味を持ってきました。ヒラクは、紙に描く作品、壁画、ビデオ、パフォーマンスなど、様々な方法で作品を制作しています。私個人としては、彼の大規模なインスタレーションやビデオプロジェクションに最も期待をしています。ドローイング、言語、記号が身体に与える影響について考察するというアイデアに惹かれるのです。
2017年1月
The international FID Prize drawing contest カタログに掲載